「直毛で髪が硬くて、中々セットがうまくいかない…」

お客さんからよく聞く悩みの一つだ。日本人には直毛の人が多く、髪質が硬い男性も多いため苦労する人は多い。

そこで今回は、メンズの髪の相談を多く受けている理容室「アパッシュ」が、直毛の人向けのセット方法からオススメのアイテム、直毛の人にこそ似合う髪型などを紹介させてもらう。

あなたが抱える悩みを一つでも解決できれば幸いだ。早速見ていこう。

直毛の人向けのセット方法

早速直毛の人向けのセット方法を解説していこう。ポイントは大きく3つ。

の3点だ。

それぞれ見ていこう。

1、ドライヤーを正しく使う

もしあなたが、髪型を作る時にドライヤーを使っていないなら、非常にもったいない。

直毛のセットは難しいが、ドライヤーを使うだけでかなり難易度が下がる。やり方は以下の通りだ。

注意点としては、同じ箇所にドライヤーを当て続けると火傷してしまうため、少しズラしながら温めていこう。

髪はタンパク質でできているため、温まると柔らかく、冷めると固まる。その性質を利用してセットしてやるというわけだ。

2、セット前にヘアバームを使う

髪を柔らかくする方法はドライヤーだけじゃない。ヘアバームも有効な手段だ。

バームは髪に塗ると髪質をやや柔らかくしてくれる。ドライヤー前にバームを塗ると効果的で、セットのベースとして使うには最適だ。

3、ワックスやポマードでセットする

バームで柔らかくした髪にドライヤーをあて、横の広がりや後ろ髪のハネを潰した後にワックスやポマードでセットする、という流れが最もセットしやすい方法だろう。

ここで大切なのは、整髪料は「整髪力（ホールド力）が強い」ものを選ぶこと。ワックスであればスーパーハード、ポマードであれば髪に馴染むものを選ぶ必要がある。

ワックスと同じ感覚で使え、日本人の髪に馴染むよう開発した「ブロッシュポマード」もあるので整髪料選びでお困りの方は以下の記事も参考にしてくれ。

では次に、セットにオススメのアイテムを見ていこう。

セットにオススメのアイテム4つ

セットにオススメのアイテムは以下の通りだ。

一つひとつ見ていこう。

1.ドライヤー

ドライヤーは以下の条件を満たすものを用意したい。

これらの条件を満たすものであれば、市販のものでもOKだ。

種類が多過ぎて迷う方には「WAHL」のドライヤーがオススメ。プロが使うドライヤーで数十年使える。先ほど紹介した機能はもちろん、風量や温度調整がボタンでできるため、簡単にセットができる。

「プロが使うものなんて使いこなせない」と思うかもしれないが、風力が強い分市販のものよりも簡単にセットできるようになる。今使っているドライヤーでセットしにくいなら、一つの選択肢に入れて欲しい一本だ。

Wahl 5 Starシリーズ Hair Dryer (ヘアドライヤー)

2.トゥフェイスバーム

バームは直毛の強い味方だ。セット前につければ髪を柔らかくして、セットしやすくなり、風呂上がりに使えば髪の保護・保湿をしてくれる。

特にトゥフェイスバームは、メンズに特化して作ったバームであり、メンズが好きな匂いと使いやすさを意識している。出かける前には「ゴールドオン」、お風呂後には「シルバーオフ」と使い分けも可能だ。

一つあれば半年近くもつコスパの良さもあり人気の商品のため、売り切れる前に手に取って欲しい。

出かける前にはコレ

TWO FACE BALM ~GOLD~ “ON”（ゴールドオン）

お風呂上がりにはコレ

TWO FACE BALM ~SILVER~ “OFF”（シルバーオフ）

3.ベーススプレー

ベーススプレーは、ミストタイプ（霧吹き）の下地材で、その名の通り整髪料をつける際のベースとなってくれる。これ単体でも寝癖直しとして使えるほど髪を整えやすい製品なので、朝忙しい人は持っておきたい一本だ。

Brosh Pomade (ブロッシュポマード) Base Spray

4.ブロッシュポマード

ワックスでも髪が跳ねたり、セットに時間がかかる人にはポマードをオススメしたい。ポマードは整髪力が強く、直毛の人でも簡単にセットができる。

本来ポマードは油性で、香りも強く使いにくいものが多かった。しかし、ブロッシュポマードであれば水性のためシャワーで流すだけで落とせる。さらに香りも無香料からバニラ系、柑橘系のものなど日常使いしやすいものが多い。

ブロッシュポマードについて詳しくは以下の記事で紹介しているので、選ぶ際はぜひ参考にして欲しい。

直毛の人にオススメの髪型

簡単にセットしたいならバーバースタイルがオススメだ。バーバースタイルとは簡単に言うと、アメリカ文化から生まれた男のヘアスタイルで、昔から現在まで日本でも人気の髪型だ。

ハードパート

直毛の人にまずオススメしたいのが「ハードパート」だ。ハードパートとは、サイドをグラデーションになるよう刈り上げ（フェードカットにし）、分け目を作るスタイルのこと。

ハードパートが気になる方は以下の記事にセット方法も書いてある。ぜひ参考にしてくれ。

クルーカット

直毛はベリーショートにすることで、セットがかなり楽になる。中でもオススメしたいのは「クルーカット」で、横をフェードカットにし、トップを短めにカットすればほぼセットが不要なくらい自然な髪型になってくれる。

クルーカットが気になる方は以下の記事にセット方法も書いてある。ぜひ参考にしてくれ。

ティアドロップ

パーマと合わせたセットにしたいなら、「ティアドロップ」がオススメだ。エリ周りを短めに、左右どちらかの髪を重めに垂らしたスタイルで、パーマとの相性が抜群に良い。

ローフェードが気になる方は以下の記事にセット方法も書いてある。ぜひ参考にしてくれ。

ここでは3つ紹介したが、直毛の人とバーバースタイルは相性が良い。その他のバーバースタイルが気になる人は以下の記事を参考にしてくれ。

顔の形から選ぶ直毛向けの髪型

基本は卵形の楕円形にすることを意識すると綺麗に見える。ここでは、直毛の人向けに顔の形から選べる髪型を紹介していこう。

理容室で頼む時に役立ててくれ。

丸顔の人：ポンパドール、フェザーアップなど

丸顔の人は、上下を膨らませることを意識する。具体的には、頭頂部の髪にボリュームを持たせて膨らませる、アゴ髭を伸ばすなどして楕円形を目指す。ポンパドールやフェザーアップなどで高さを出せるだろう。

面長の人：ハードパート、アイビースタイルなど

面長の人は卵形を作りやすいため、難しいセットは必要無い。基本は髪の毛をタイトに抑えて、寝かせる髪型を意識しよう。具体的にはハードパートやアイビースタイルでタイト目にするのがオススメだ。

四角顔の人：フェザーアップ、髪を立てたツーブロックなど

四角顔の人は、普通に伸ばすだけでは楕円になりにくい。髪の角を出しつつ、フェードカットやツーブロックで楕円を作っていくため、セットよりもカットの技術が大切だ。髪型としては、フェザーアップを頼んだり、髪を立てられるくらい軽めにしてツーブロックで角を出したいと頼むのがオススメだ。

コラム：直毛の髪型が決まらない理由

直毛の髪型が決まりにくい一番の理由は、「スタイリング剤だけ」でセットしようとするからだ。

直毛の原因は髪の生え方だ。毛穴が頭皮に対してまっすぐ生えていれば直毛になってしまう、これは変えようが無い。

ただ、今回紹介したようにドライヤーを使用する、バームを使用するなど工夫をすれば簡単にセットできるようになる。

「ワックスだけだとセットが思うようにいかない…」そんな人は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてくれ。

まとめ

今回は直毛で、セットが上手くいかないメンズ向けにセット方法を解説させてもらった。最後にポイントを振り返ろう。

髪のセットで悩むメンズのお役に立てたなら幸いだ。色々解説したが、一番手間なく簡単に導入できるのはやはりバームだろう。

直毛の人はバームをベースで使うとセットがしやすくなる。まだ使ったことが無い人はぜひ一度試してみてくれ。

TWO FACE BALMについて詳しくみる

また、アパッシュではクルー全員がInstagramでヘアスタイルを発信している。自分に似合うスタイルを探す時の参考にしてくれ。