こだわりのハサミを持ちたい人へ。理容師が愛用するシザーブランド4つ紹介


こだわりのハサミを持ちたい人へ。理容師が愛用するシザーブランド4つ紹介

バーバースタイルのカットを作るうえで、当然ハサミは重要なアイテムだ。

海外のバーバーではカットのほとんどをクリッパーで済ましてしまうが、海外と違う日本人の髪質を考えると、よりハサミに与えられる役割はとても大きい。

ハサミ選びにこだわることで、もっと自分らしいカットのスタイルを追求することができるだろう。

今回は、アパッシュが選ぶ、理容師に向けておすすめしたいシザーブランドを4つ紹介する。これからのハサミ選びの参考にしてくれると嬉しく思う。

海外の有名バーバーともコラボ「ミズタニシザーズ」

海外の有名バーバーともコラボ「ミズタニシザーズ」

ミズタニシザーズ公式サイト

ミズタニシザーズは、業界の中でも特に認知度が高く、海外のシェアも多いシザーブランドだ。

ミズタニの魅力は、「ハサミの硬さ」と「バリエーションの豊富さ」そして「海外との繋がり」にある。

実際に使ってみると分かるが、ミズタニのハサミは硬く、切った時の感覚がかなりしっかりしている。ハサミの硬さは、毛先の質感に関わる大事なポイントだ。

ポマードなどでスタイリングする髪型を作りたい人は、特に硬い切れ味のハサミをおすすめしたい。

また、鋼材が硬いので研ぎに出しても摩耗しにくい。ずっと使い続けられる一生モノとしてハサミを持てる点もミズタニの魅力だろう。

そして、ミズタニ公式サイトのシザーズマップを見れば分かるように、ミズタニのハサミはカットの幅広いニーズに応える豊富なバリエーションを持つ。

自分のスタイルを追求する上で、使うハサミの種類は自然と増える。初めにミズタニのハサミを選ぶことで、今後のスタイルの変化にも柔軟に対応できるだろう。

海外のスタイリスト・アーティストとの繋がりが強く、国際色が豊かであることもミズタニの魅力だ。

世界的に有名なオランダのバーバーショップ「SCHOREM(シュコーラム)」とのコラボシザーも手掛けている。憧れのバーバーと同じハサミを使えることは、ファンにとっても嬉しいことだ。

また、今年の11月には、「WORLD CUT JUM」というカットイベントを開催。世界中のトップアーティストたちを招待し、ステージ上でカットを披露した。

このイベントには、アパッシュのオーナー川上もステージに立ってカットを行った。

ミズタニのハサミは価格帯も手ごろで、他のメーカーだと10万円を超える質のハサミでも7.8万円で手に入る。

これからハサミの世界にエントリーする人には、特におすすめしたいブランドだ。

業界随一のやわらかな切れ味「ナルトシザー」

業界随一のやわらかな切れ味「ナルトシザー」

ナルトシザー公式サイト

ナルトシザーは、切った感覚のやわらかさが特徴のハサミメーカーだ。

ハサミのやわらかさは、ナルトシザー独自の鋼材選びや、職人の目利きによる0.1ミリ単位の刃の合わせ方によって生まれる。

やわらかな切れ味を持つナルトのシザーで切ると、毛髪の切断面がきれいにでき、毛先のダメージを抑える効果もある。

価格帯が12万円〜30万円の高級なハサミだが、確かな技術が込められていて、愛用するスタイリストが多い。

使用者一人ひとりへのサポートも手厚く、職人たちが細かい要望を聞いてカスタマイズやメンテナンスを行ってくれる。

柔らかな切れ味に強くこだわりたい人には、特におすすめしたいシザーブランドだ。

特許技術が宿る切れ味「ヒカリシザーズ」

特許技術が宿る切れ味「ヒカリシザーズ」

ヒカリシザーズ公式サイト

ヒカリシザーズは「蛤刃」に強みを持っているシザーブランドだ。

蛤刃とは、ハマグリの貝殻のような膨らみを持つ刃のことだ。刃の膨らみによって、2枚の刃は1点で交わるようにできている。

髪へ良い形で食い込み、切った時の感覚が柔らかく滑らかであるという特徴があり、この切れ味は、熟練した職人の腕によって実現されている。

このヒカリの蛤刃を作る技術は、特許を持っているほど極められているのだ。

全34シリーズあるヒカリシザーズは、用途や材質だけでなく、手の大きさや指の太さに合わせて、自分の手に合った持ちやすいリングサイズのハサミを選べるのが特徴的だ。

価格帯は約4万円〜15万円と、手に入りやすい。

柔らかい切れ味がほしい人にはおすすめしたいシザーブランドのひとつだ。

明治から続く老舗メーカー「マツザキ」

明治から続く老舗メーカー「マツザキ」

マツザキ公式サイト

マツザキは、明治時代から続くシザーブランドだ。

理美容業界のハサミは、1904年にマツザキの創業者が初めて開発したと言われている。

何世代にも渡り受け継がれてきた職人の技術を持ち、歴史に裏付けられた確かな切れ味の刃が特徴的なハサミを展開している。

そんな伝統のあるハサミは、現在300種類を超える。

そして近年では、イタリアやロンドンで開催される大規模な美容展示会にブース出店し、海外でのシェアも広げている。

老舗メーカーの技術による切れ味の安定感と信頼感がほしい人には、おすすめしたいシザーブランドだ。

まとめ

今回は、アパッシュが理容師におすすめするシザーブランドを4つ紹介した。

それぞれのサイトを見て、自分のスタイルに合うハサミを探してみてほしい。

特にミズタニシザーズは、アパッシュのメンバーの多くが使っているハサミメーカーであり、こだわり抜いた素材と職人の技が込められた一生モノのハサミを製造している。

新しいハサミとの出会いを探していたり、スタッフに質の良いハサミを支給したいと考えるバーバーやサロンの方は、是非問い合わせてみてほしい。


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