近年人気のスペインカールはバーバースタイル×パーマの代表例。魅力や特徴を解説。


パーマの存在感をより引き立てる「スペインカール」は、最近多くのメンズが取り入れているスタイルだ。ただのパーマとは違い、独特な個性を出せるところに魅力がある。

この記事では、そんなスペインカールの特徴やスタイリング方法、アパッシュがカットしたスペインカールの実例を紹介していく。ぜひ今後のスタイルの参考にしてくれ。

スペインカールとは

スペインカールとは、パーマとフェードのコントラストを活かしたヘアスタイルのひとつ。
「Spain Curl」と呼ばれる通り、欧米人のクセ毛のようなイメージから名付けられた髪型だ。

スペインカールは、サイドとバックを短く刈り上げ、トップは長くしたまま強めにパーマをかける。そして前髪を重く下ろすところに大きな特徴がある。

最近、髪を重くしてパーマをかける20代のメンズは多い。ただ、サイドを短く刈り上げ、さながら「トサカ」のような印象を与えるこのスペインカールのフォルムは、同じパーマでも圧倒的に存在感が違う。

フェードで短く刈り上げたサイド重みのあるトップのギャップに強く印象が出るヘアスタイルが、このスペインカールである。

このスペインカールは近年SNSを通して人気を集めている。この背景には、フェードカットなどバーバースタイルが広く普及する中で、美容室・サロンが手がけるような髪型とバーバースタイルがミックスされたスタイルが生まれてきていることが考えられるだろう。

スペインカールのメリット

現代的なフェードスタイルのひとつである「スペインカール」には、次のようなメリットが挙げられる。

横の広がりを抑えられる

スペインカールは、サイドのボリュームを抑えられるのがひとつの大きなメリットだ。

雨の日など、湿度でジメジメした日に髪が横に広がってしまう悩みを持つメンズは多いはず。特にパーマをかけているメンズは普段からボリュームがあるので、横に広がってしまうと髪型のバランスが不自然になってしまう。

サイドを短く刈り上げいているスペインカールは、そのようなパーマスタイルの「横に広がる」デメリットを解消できるのが特徴のスタイルでもあるのだ。

他とは違うパーマスタイルにできる

横に広がってしまうというデメリットを解消するだけでなく、シンプルに見た目の印象において個性を強く出すことができるのが、何よりものメリットだろう。

サイドから見て、パーマ部分がきれいに前髪につながっているシルエットは、スペインカールならではの個性的なスタイルだ。

パーマをかけたいけど他の人と同じ感じになってしまうのは避けたいと思っている人には特におすすめしたい。

スペインカールの注意点

個性的なパーマスタイルであるスペインカール、今説明したように魅力に溢れたスタイルだが、あらかじめ注意点も知っておくことも重要だ。

スペインカールはサイドをタイトに、そしてトップにボリュームを持たせるため、縦長のシルエットになるので面長な印象になるリスクには気をつけてほしい。

スペインカールの種類別イメージ

ひとえにスペインカールと言っても、フェードの刈り上げ方やトップのボリューム・長さによって違いが生まれる。

ここからは、実際にアパッシュが手がけたスペインカールのサンプルとともにイメージを掴んでほしい。

フェード部分にラインを入れたスペインカール

フェードの部分にアートラインを入れることで、より個性を際立たせているスタイルだ。正面から見たウェーブのある前髪も印象的だが、やはりサイドのフェードは自分らしさを演出するために重要なポイントだ。

トップが短めのスペインカール

重ためなシルエットが印象的なスペインカールだが、少しトップや前髪を短くすることですっきりとした印象を持たせられる。

普段スポーツなどで体を激しく動かす人は、トップと前髪を短くしたスペインカールを作ることで、自分のライフスタイルにフィットさせることができるだろう。

スキンフェードのスペインカール

フェード部分をスキンフェード(0mm〜)で刈り上げることで、よりパーマ部分とフェード部分のメリハリを作ることができる。

より個性を強く出したい人、サイドをもっとすっきりさせたい人にはスキンフェードのスペインカールもかなりアリな選択肢だ。

スペインカールのセット方法

スペインカールのメリットのひとつに、セットが簡単だという点がある。
なんと言っても「外国人のクセ毛のようなフォルム」が由来になっているヘアスタイルだ。無造作であることがスペインカールの魅力を引き立てる。

また、サイドを刈り上げていることで横のボリュームを押さえやすい特徴も、スタイリングのしやすさにつながっているのだ。

雑にセットしても魅力が出るスペインカールだが、パーマのクセ感をより強くする」ことで、このヘアスタイルが持つ印象をより強く引き上げることができる。

パーマのウェーブ感をより強くするスタイリングの方法は次の通りだ。

  1. 髪を濡らして全体の形を調整する
  2. ドライヤーで根元だけ乾かす
  3. ウェーブ部分を意識しながら全体をスタイリング剤で馴染ませる

特に、スペインカールの大きな特徴である「前髪の重く下ろす」ポイントに意識しながら、毛先に馴染ませるように指先でウェーブ感・リッジ感を出してほしい。

パーマスタイルに使うスタイリング剤では、BROSHのCLAY POMADEがおすすめだ。
マットな質感で、よりナチュラルにパーマの質感を表現することができるだろう。

スペインカールのパーマをより長く持たせる方法

スペインカールの肝は、やはりパーマとフェード。特にパーマによって演出される前髪にかけてのウェーブ感が重要だ。スペインカールのスタイルをより長くキープしたい場合、パーマの持ちを長くするよう心がけてほしい。

パーマはどうしても時間が経つと落ちてしまうものだ。ただ、ヘアオイルなどのヘアケアアイテムを使ってダメージケアや保湿をすることで、少しでもパーマをキープさせる効果に期待ができる。

保湿のケアはもちろん、ウェット感でパーマの雰囲気をより強く出すことができるので、特にヘアオイルはひとつ持っておくに越したことはないだろう。

パーマを長く保てるヘアオイルを探している人は、一度我々アパッシュから展開しているオリジナルアイテム「TWO FACE LIQUID」もチェックしてみてほしい。

スペインカールのサンプル集

では実際にアパッシュが手がけたスペインカールの写真を紹介していく。

フェードにこだわることで重みのあるパーマの存在感が増し、他のだれともカブらないオリジナリティのある髪型になる。

ツーブロックでカットするスタイルもあるが、スペインカールの独特な存在感をを引き出すのはなんと言ってもサイドのフェードであると言えるだろう。

スペインカールに関するQ&Aをバーバー目線で回答

髪型選びでスペインカールにしようか悩んでいる人に聞かれやすい不安要素に対して、Q&A形式で回答する。悩んでいる人はぜひ参考にしてほしい。

施術にどのくらい時間がかかりますか?

先に説明したように、スペインカールはパーマとフェードを組み合わせたスタイルなので、パーマをかけていない人はパーマの施術も必要になる。

アパッシュの場合、カットとパーマを含めて仕上がりまで2時間は見てもらっている。

すでに全体にパーマをかけている場合、サイドをフェードで刈り上げることでスペインカールが出来上がるので、通常のカットで1時間程度見てもらえれば問題ないだろう。

一度パーマをかけたら何ヶ月くらい持ちますか?

髪質によっても変わるが、スペインカールの個性を表現できるくらいのパーマをキープできるのは、およそ1ヶ月〜2ヶ月程度だろう。

短期間で何度もパーマをかけることはあまりおすすめしない。少し髪が伸びてパーマも落ちてきたと感じたら、1ヶ月経ったくらいのタイミングでもう一度カットに来てもらって、その時の状態に合わせてシルエットとフェードを調整することがベストだろう。

スペインカールに必要な髪の長さはどのくらいですか?

前髪を上から下に垂らす必要があるので、パーマをかける前の前髪は5〜8cmくらいは必要になるだろう。トップも同じくらいの長さがあると、よりフェードとのメリハリができるスタイルに仕上げることができる。

まとめ

今回は、最近人気を集めているスタイル「スペインカール」について紹介した。

スペインカールはついパーマの部分に目が行きがちだが、サイドを短く刈り上げる「フェード」がどれほど美しく仕上げられているか、このポイントが特に重要になる。

きれいにフェードをかけることで、雑なパーマでも清潔感が生まれ、よりオトコとしての魅力が上がる。

この「フェード」こそ、「APACHE(アパッシュ)」が得意とする分野だ。一人一人の顔の形や髪質に合ったスタイリングを丁寧にさせてもらう。スペインカールのような新しいスタイルに挑戦したいメンズも、安心して来てほしい。

他にも多くのバーバースタイルを紹介しているので、カッコ良さを追求したい人はぜひ以下の記事をチェックしてみてくれ。

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