綺麗なスキンフェードを作る0mmのバリカンを紹介!数種類を使い分ける事がポイント【動画付き】


「スキンフェードをやり始めたけど、うまくいかない、何がいけないんだろう…」

アパッシュクルー達も最初にぶつかった壁だ。スキンフェードは技術的に特に難しく、悩んでいる方も多いと思う。

そこで今回は、理美容師に向けて、バーバーショップ アパッシュが「スキンフェード」におすすめのバリカン(クリッパー・トリマー・シェーバー)と、綺麗なスキンフェードを作るコツを紹介する。

スキンフェードを極めてリピーターのお客さんをつけたいと思っている人はぜひ参考にしてくれ。

スキンフェードに使える0mmのバリカンを3つ紹介

まずは0mmのバリカン・トリマー・シェーバーを刈高が短い順に紹介していこう。

1、シェーバー:フィナーレ 0.1mm

Wahlの中でも最も0mmに近いシェーバーであり、スキンフェードを作るなら必須のアイテムだ。

髭剃りのような見た目だが、髪専用でありぼかしたい時は上から下に、スキンにしたい時は下から上にすくい上げるように動かすと綺麗なフェードが作れる。



2、バリカン:ボルディング 0.4mm

0.4mmとかなり0mmに近いバリカンで、広い範囲を短く刈り上げられることが特徴だ。ブレードは溝が浅く、細かいため面が綺麗に仕上がるブレードになっている。

スキンフェードに使う時は、No.1のアタッチメントをつけて使うと、グレーの部分を作りやすい。ただし、カットには使えず、フェードカット専用のバリカンだと思って欲しい。

注意点としては、東日本と西日本でヘルツ数が異なる点だ。購入時に自分の地域がどちらに含まれるかをチェックしてくれ。

3、トリマー:ディテイラー 0.4mm

ディテイラーは耳周りの細かい部分や、スキンになる部分と髪の黒い部分の中間点として使う。ネックラインで使用することもあり、細かい部分で役に立つアイテムだ。

今紹介したのはあくまでも0mm(スキン)に近い状態で刈れるバリカンだ。頭頂部に近い部分をカットするには向かないため、カットで一番短く刈れるバリカンについても紹介しよう。

綺麗なスキンフェードを作る時の5つのポイント

次に、綺麗なスキンフェードを作る時のポイントを解説していこう。

ポイント1:フィナーレの使い方をマスターする

フィナーレには大きく2つのテクニックがある。

  1. 上から下に下ろす方法(Cムーブの逆の動き):スキンと0.4mmのグラデーションを作る時
  2. 下から上にすくい上げる方法(Cムーブの動き):0mmのスキンの部分を作る時

ポイント2:頭の窪みへのアプローチ方法を身につける

頭の窪みは刈り残しや刈り過ぎなどコントロールが難しい部分だ。アプローチ方法はいくつかあるが、効果的なのは「毛の流れと逆方向から、バリカンのコーナーを使って刈る」ことだ。

ポイント3:グラデーションをつけ方の技術を高める

スキンフェードは特にグラデーションがくっきりと出やすいスタイルだ。刈り過ぎると白くなり、調整レバーの使い方が下手だと段差になってしまう。

アイテムを使い分けるのが比較的簡単な方法で、ディテイラーで作った0.4mmと、フィナーレの間をぼかすなら「マジッククリップ」、全体を一気に刈り上げるなら「スーパテーパー」や「シニア」など、使い分けが重要だ。

綺麗なグラデーションをつけるためのコツは、以下の記事でも紹介しているので参考にしてくれ。

ポイント4:事前にイメージをつける

ぼかしが上手くいかないなら、一度基本に立ち返り「どのラインをどの長さで刈り上げるか」を具体的にイメージしてみよう。

基本的には「1.5mm」「1mm」「0.5mm」「0mm(0.1mm)」の4つラインを刈って、その間をぼかすようレバーを調節していければ綺麗なグラデーションになる。

ポイント5:動画で動きを学んでから実践する

アパッシュのYouTubeチャンネルでは、スキンフェードを始め多くの技術を動画として公開している。ブログ記事で全体を把握し、動画で実際の動きを学んでから実践すると身につきやすいため、ぜひ試してみてくれ!

0mmのバリカンのメンテナンス方法

0mmに近いバリカンは肌に触れる部分が多いため、特に清潔に保つことが大切だ。共通して言えるのは、「クリニクリップ(消毒・潤滑油)」を使うこと。ブレードアイスやオイルを刺した後、最後に吹きかけることでバリカンを清潔に保てる。

バリカンとトリマーは上記の方法でできるが、フィナーレだけは特殊なメンテナンスが必要になる。簡単ではあるものの、注意点もあるので動画で紹介しよう。

フィナーレのメンテナンスは、カバーと刃を外してから逆さにして、電源を入れてブラシの柄で軽く叩くようにすると中まで入り込んだ毛を除去できる。

注意点としては、カバーが破れやすいため、装着時には金色の部分に触れず、左右の黒い部分を持って装着しよう。

この時、ブレードとカバー両方に「クリニクリップ(消毒・潤滑油)」をかけるのも忘れずに。

まとめ

今回はスキンフェードを作るためのバリカンと、コツについて紹介した。最後にポイントを振り返ろう。

スキンフェードを綺麗に作る5つのポイント
  1. フィナーレの使い方をマスターする
  2. 頭の窪みへのアプローチ方法を身につける
  3. グラデーションをつけ方の技術を高める
  4. 事前にイメージをつける
  5. 動画で動きを学んでから実践する

アパッシュでは、理容師の悩みを解決するためのコンテンツを多く発信している。あなたの悩みを解決するための記事や動画を公開しているため、ぜひ他のコンテンツも見てみてみてくれ。

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