スタイリングにポマードを取り入れるメンズは近年増えている。
特に髪型をバーバースタイルに変えたことで、日常的にポマードを使ってみようかと考えている人も多いだろう。
ただ、ポマードの基本的な使い方がどんなものか分からず困っている人も中に入るだろう。
この記事では、初めての人でもすぐに実践できるポマードの使い方・スタイリング方法について、基本的な手順から、シーンに応じた使い方・選び方のポイントまで紹介する。
全てのヘアスタイル共通|基本的なポマードの使い方
まずは基本的なポマードの使い方について解説する。
ポマードでスタイリングするとき、髪の長さやスタイルによって細かな使い方は変わってくるが、ここではどんな髪型にも共通する基礎的な使い方を押さえてほしい。
ポマードを使った基本的なスタイリング方法
- 濡らした髪の形を整えてドライヤーをかける
- グルーミングスプレーを髪全体に馴染ませる
- 適量のポマードを手に取る
- 手に取ったポマードを手のひら全体に馴染ませる
- 作りたい髪の流れ、髪全体にポマードを馴染ませる
- コームで形を整える
1.濡らした髪の形を整えてドライヤーをかける
寝グセがあるような場合は、必ずしっかりと髪を濡らしてからスタイリングに入ることは重要なステップだ。
毛髪は水分を含むことで形をコントロールできるようになり、濡れた状態の髪が乾くとその時の向き・形で固定される。
そのため、髪を濡らした後は作りたいシルエットを意識して向きや流れを調整しながら、ドライヤーでゆっくり乾かしていくといいだろう。
2.グルーミングスプレーを髪全体に馴染ませる
必ずやらなくてはいけない工程ではないが、ポマードを付ける前にグルーミングスプレーなどのベース剤を使うことで、後でポマードのノリがよくなり髪をコントロールしやすくなる。
BROSHのBASE SPRAYは寝グセ直しに使う人も多い。BASE SPRAYを吹きかけて全体に馴染ませれば、髪を濡らさなくてもある程度フォルムを整えることが可能だ。
グルーミングスプレーだけでなく、ヘアオイルやヘアバームをベース剤に使うのも十分効果的だ。
3.適量のポマードを手に取る
人差し指か中指の第一関節を使って、ポマードの缶からポマードをすくい取る。
実際に自分のスタイルに必要なポマードの適量というのは、繰り返しスタイリングしていく中で感覚を捉えてていくのがベストだ。
目安として使いやすいのが、第一関節に乗せた時のポマードの塊の大きさだ。サイドパートのような一般的な七三分けであれば、ちょうど人差し指もしくは中指の第一関節と同じか少し大きめになるように取ると適量になるだろう。
4.手に取ったポマードを手のひら全体に伸ばす
指ですくいとったポマードは、両手の手のひらに均一に伸ばして、手のひら全体にポマードが行き届くようにする。
指の間までポマードを伸ばすと、髪全体までポマードを行き届かせることができる。
5.髪全体にポマードを馴染ませる
手のひら全体にポマードを伸ばしたら、ある程度フォルムを整えた髪の全体に両手を使ってポマードを馴染ませていく。
髪の表面だけでなく、手ぐしで中の部分までポマードを馴染ませていくことで立体的でボリュームのあるフォルムを作ることができる。
頭皮近くの根本までポマードを行き届かせる必要はないが、毛先にかけてムラなくポマードを塗布していくことが重要だ。
フェードカットで刈り上げているスタイルの場合、フェードの短い部分までポマードがつかないように注意してほしい。
6.コームで形を整える
ポマードを髪全体に馴染ませることができたら、コームを使って髪の流れを整えて、スタイリングを完成させていく。
根本から毛先まで、全体的な流れを意識しながら放射状にコームを通していくと、きれいなフォルムになりやすい。
髪を寝かせたい部分は手で抑えながらコームを通していくと、違和感のないきれいなボリューム感を出すことができるだろう。
スタイル別|ポマードの使い方・スタイリングのポイント
基本的なポマードの使い方は上記のとおりだ。
次は、髪の長さやスタイル別にポマードを使うときのポイントを解説していく。
自然な髪の流れに合わせるショートスタイル
クロップスタイルやクルーカットのような髪の短いスタイルの場合、動きを持たせるのにポマードは有効だ。
ポマードの量は、第一関節に収まる程度を目安にするといいだろう。
手のひらで擦るようにポマードをつけていくことで内部までうまく馴染んでいく。
目の太いメッシュコームを使うと束感ができ、毛先に動きを持たせることができるだろう。
分け目を作るスタイル
ハードパートやアイビーカットのような、しっかりと分け目を作って髪を左右に流すスタイルの場合、きれいな直線で分け目を作ることが重要だ。
ポマードの量は、指ですくった時に第一関節から少しはみ出る程度を目安にするといいだろう。
ポマードをつける前の段階で、分け目を意識しながら左右の髪の流れを作っておくと、ポマードをつけるときに困らなくなる。
ポマードを手に伸ばして髪に付ける時は、最初に分け目の部分から付けていくときれいなパートラインを作ることができるだろう。
なるべく目の細いコームを選ぶことで、クラシカルでまとまった印象のシルエットに仕上げられる。
パーマで遊びを作るスタイル
パーマスタイルのメンズがポマードを使ってスタイリングするときは、指やコームでリッジ感を出すことを意識することがポイント。
持ち手の部分が1本の細いコームになっている「テールコーム」を使うとパーマの遊びを作りやすくなるのでオススメだ。
シーン別|ポマードの使い方・選び方
ポマードの使い方、使うポマードの選び方について、スタイリングするシーン別で見ていこう。
ビジネスのシーン
ビジネスのシーンでポマードを使う時は、まず気になるのは匂いだろう。そんな時は無香料のポマード、もしくは匂いが抑えられたポマードを使えば問題ない。
また、ビジネスのシーンでスタイリングをするときはボリュームを出しすぎないように髪を抑えるのも重要なポイントだ。なるべくホールド力の高いポマードを選び、手で抑えながらスタイリングしていくといいだろう。
仕事でスーツを着る人の場合、まだポマードでスタイリングをするのに慣れてない状態であれば、ジャケットは脱いでおいてポマードがスーツに付かないように注意してほしい。
遊びに出かけるシーン
もちろん自分の好みに合わせるのが一番だが、遊びに出かけるようなシーンで使う時はポマードで「香りづけ」をするのもかなりアリな使い方だ。
ポマードは、ブランドやアイテムによって香りの特徴が変わる。香りの種類や甘さの程度がそれぞれ違うので、自分好みの匂いのポマードを探してみるといいだろう。
また、ビシッとした固い雰囲気ではなくラフな雰囲気を出したいときは、コームを変えてみるといいかもしれない。
スタイリングするときにクシの目が太いメッシュコームやアフロコームを使えば、より束感を出して遊び心をプラスすることができる。
スポーツなどアクティブなシーン
スポーツをするとき、ポマードでスタイリングした髪型が崩れないかどうかが気になるポイントだろう。
ホールド力が強いポマードを選べば、激しく体を動かすようなスポーツでもガッチリとスタイルをキープしてくれる。
また、ポマードでスタイリングしたあとにBROSHのSUPERHARD SPRAYを吹きかければ、より崩れにくく固いスタイルを作ることができる。
リラックスしたいオフの日
オフの日のいつもよりリラックスして過ごしたいシーンでは、軽い質感のポマードでラフにスタイリングするのがいいだろう。
普段は一般的なオリジナルポマードを使っているのであれば、ワックス感覚で使えるファイバーなテクスチャーのポマードを使えば、軽い雰囲気を作ることができる。
BROSHポマードの中では、ワックス感覚で軽く付けることができる「FIBER POMADE」がオススメだ。いい気分転換になるかもしれない。
気分によるポマードの使い方・選び方
シーンだけでなく、その日の気分でもポマードの使い方・選び方を変えるのもいいだろう。
髪のテクスチャーや、印象の硬さ・柔らかさを変えてみることでより自分らしいスタイリングを楽しむことができる。
濡れ感を出したい
濡れ感を出してナチュラルな雰囲気を作りたい場合「ツヤ感が高い」「ホールド力が低い」を基準に選ぶといいだろう。
ツヤ感が低いと濡れ感は出にくくなるし、ホールド力が高すぎると自然な雰囲気が出にくくなってしまうからだ。
また、ポマードをつける前にヘアオイルをつけるのも濡れ感を出したい時には効果的だ。
ビシッとタイトな雰囲気を出したい
タイトな雰囲気でビシッと決めたい気分のときは、「ホールド力が強い」ポマードを選ぶといいだろう。BROSHでは、HARD POMADEやSUPER HARD GEL がオススメだ。
また、ポマードをつけた後にBROSHのSUPERHARD SPRAYを吹きかけると、長時間でもスタイルを固くキープしてくれる。
ポマードをつけた感じ・質感を抑えたい
「ツヤ感が低い」「マット感が高い」を基準にポマードを選ぶといいだろう。
BROSHポマードの中では「CLAY POMADE」がオススメだ。
ポマードの使い方に関する疑問
これまでポマードを使ったことのないメンズにとって、ポマードの使い方において疑問に思うポイントが多いと思う。
ここでは、ポマードの使い方に関する疑問とそれに対する回答をQ&A形式で解説していく。
Q.コームは何を使えばいい?
A.コームは目の細かさによって、通した後の髪のテクスチャーが大きく変わる。
目の細かいコームの場合、ビシッとした印象を持たせることができる。
逆に目の太いコームを選ぶとラフで遊びのある雰囲気を出すことができるだろう。目の太いコームは、メッシュコームやアフロコームなどが代表的だ。
Q.1日の途中で再セットできる?
A.油性ポマードの場合はコームを持ち歩いていれば、外出時に途中でセットし直すことも可能だ。
しかし、水性ポマードはスタイリングをしたあと時間が経過すると固まってしまうので、1日を過ごしている途中で再びコームで再セットすることは難しい。
そのため、水性ポマードを使う時は一日中キープできるようにしっかり強めにスタイリングしなければならない。
Q.スタイリングする前に髪を濡らさないとダメ?
A.絶対に髪を濡らさないとスタイリングができないという訳ではないが、あらかじめ髪を濡らして形を整えながら少し乾かすことで、元となる基本のフォルムを作ることができる。
ある程度フォルムができた状態でポマードを全体に馴染ませると、コームで簡単にスタイリングでき、理想の形が作りやすくなるのだ。
グルーミングスプレーをポマードのベース剤として使う場合は、髪を濡らす工程をスキップしても良いだろう。
ポマードと持っておきたいおすすめのヘアスタイル・ヘアケアアイテム
ポマードを使用したスタイリングでは、ポマード以外のアイテムをうまく活用することでより理想的なシルエットに近づけることができる。
以下では、ポマードと合わせて使うのにオススメなヘアスタイル・ヘアケアアイテムとその特徴を紹介する。
BROSH / BASE SPRAY
BROSHのBASE SPRAYは、スプレータイプのベース剤だ。ポマードでスタイリングする前に吹きかけて髪全体に馴染ませることで、ポマードのノリが格段に良くなる効果がある。
乾燥の強い季節やポマードの粘度が硬い場合には特に相性がよく、コントロールしにくい髪でもストレスなくスタイリングすることができる。
BROSH / SUPERHARD SPRAY
BROSHのSUPERHARD SPRAYは、スタイリング後の仕上げに効果的なヘアスプレーだ。
加齢やダメージにより損傷した毛髪をケアする効果もあり、程よい自然なツヤ感を生み、 ベタつかない健康的な肌触りを実現する。
髪の毛を根元から増大させることで、 ボリュームアップ効果にも期待ができるアイテムだ。
APACHE / TWO FACE LIQUID
TWO FACE LIQUIDは、我々APACHEが開発したヘアオイルだ。天然の北海道産のひまわりを使用していて、肌や髪にやさしく浸透する。
髪にウェット感を出したい時や、乾燥が気になる季節で髪を保湿したい時など様々なシーンでつかてもらえるオイルだ。
ポマードを付ける前のベース剤としても効果が高く、ポマードをつける前にTWO FACE LIQUIDを髪に馴染ませることで、ポマードのノリをよくすることも可能だ。
APACHE / TWO FACE BALM
TWO FACE BALMは、我々APACHEが開発したフェイスバームだ。
北の大地で育った天然由来のひまわり油が主原料。天然成分なので、
スタイリング剤に限らず、シェービング時のスキンケアや全身のケアにも使うことができる。
ポマードのベース剤として使う場合、ベースにつけることによって油性のようなしっとりとした仕上がりでまとまり、コームの通りも格段に良くなる。
まとめ
今回は、基本的なポマードの使い方や、スタイルごとのポマードを使うポイントについて解説した。
基本的な使い方を抑えておくと、これからヘアスタイルを変えていってもスタイリングに困ることはないだろう。取るポマードの量やコームの使い方は、徐々に感覚で覚えていくのがベストだ。
今回紹介したポマードや、アパッシュ公式通販サイト、楽天ショップで販売している。
気になるアイテムがある人はぜひ一度通販サイトをチェックしてみてほしい。
個人はもちろん、サロンやバーバーの方々に卸での注文も承っているので、気になるアイテムがある人はぜひ一度通販サイトをチェックしてみてほしい。
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