【メンズ用】ヘアバームの正しい使い方とセット例、3つの魅力を理容師が徹底解説!


【メンズ用】ヘアバームの正しい使い方とセット例、3つの魅力を理容師が徹底解説!

「ヘアバームが気になっているけど、使い方がよくわからない。なんか難しい」

そう悩んでいる人は、お客さんの中でも多い。そこで今回は、自分たちでバームを作った経験もある理容室アパッシュが、ヘアバームの使い方について解説させてもらう。

バームの使い方で悩んでいる人はもちろん、寝癖や髪型のセットで悩んでいるメンズにも役に立つ情報を盛り込んだ。ぜひ参考にしてくれ。

「そもそもヘアバームって何?」という方には、先に以下の記事を読んで欲しい。

それでは、早速基本的な使い方から見ていこう。

ヘアバームの基本的な使い方

ヘアバームの使い方はとても簡単だ。ドライヤー前に髪に塗る。たったこれだけだ。

(髪が柔らかい場合はドライヤー後がオススメ)

使う量は、中指の爪3つ分ほどを手に取る。ヘアバームは固形のものが多いが、手のひらで溶けてくれるので、十分に馴染ませてから髪に塗布しよう。使うイメージの動画も用意したので、ぜひ参考にしてくれ。

では次に、どういった場面でヘアバームが使えるかを紹介しよう。

ヘアバームの場面別の使い方

ヘアバームの場面別の使い方

では、どんな場面でバームが使えるかのイメージを持ってもらうために、シチュエーションを絞って紹介したいと思う。

ワックスやポマードで髪型をカッコ良く決めたい時

整髪料を使ってセットをする場合、ヘアバームはベースとして使える。バームに含まれる油分が髪を柔らかくすることで、その後のセットがしやすくなるんだ。

具体的な手順は以下の通り。

  1. ベーススプレーや寝癖直しを髪に吹きかける(水でもOK)
  2. バームを髪に馴染ませる
  3. いつも行っているように整髪料でセットする

注意点としては、整髪料に匂いがついている場合、ヘアバームの匂いと喧嘩しないものを選ぶ必要がある。

トゥーフェイスバームの「シルバーオフ」であれば、香りが弱めのためどんな整髪料にも合わせやすいだろう。

TWO FACE BALM ~SILVER~ “OFF”

ちょっとだけ出かけたい時

ワックスやポマードは洗い落とす手間がある。「午前中だけ出かけたい、でもセットも洗うのも面倒臭い…」そんな時には、バームだけでセットする方法がオススメだ。

バームは整髪力が弱いため、特にウェーブなどの柔らかいスタイルを作り出せる。短時間であればセンターパートなど分け目を作ることも可能だ。

ただし、長時間ホールドできるほどの整髪力は無いため、しっかりセットしたいならベースのみの使用がオススメ。あくまでちょっと出かける時の選択肢の一つだ。

ワックスなどと違い、洗い流さなくてOK。それどころか髪の保湿をしてくれるバームは、セットが面倒な時に強い味方になってくれる。

朝時間が無く寝癖がついて困った時

朝ギリギリまで寝ていて、朝シャンの時間が無い、水をつけても髪が跳ねる!時間がない!そんな時もバームの出番だ。

先ほど紹介したように、バームは髪を柔らかくしてくれる。つまり、頑固な寝癖を柔らかくして、ドライヤーで整えればすぐに寝癖が治るというわけだ。

もちろん、普段からヘアバームを使用してヘアケアをしていれば、寝癖もつきにくくなる。ちょっとの手間で朝の忙しい時間を時短できるため、忙しい人や1分でも多く寝ていたい人にもバームはオススメだ。

ヘアバームのセット例

では、ヘアバームのみを使用したセット例を見ていこう。

パターン1:ドライヤーとコームでセットしたスタイル

パターン1:ドライヤーとコームでセットしたスタイル

これはバームを塗った後にドライヤーとコーム(クシ)を使って、形を整えたスタイルだ。アイテムを使いこなせばバームでここまでできる。

ただし、持続力は無いため少しの間出かける用のセットだ。

パターン2:髪の流れに沿って自然にセットする

パターン2:髪の流れに沿って自然にセットする

元々の髪の流れに沿って、自然にスタイリングしている例だ。固めず流すスタイルの時にバームの真価が発揮される良い例だろう。

パターン3:コームを使って流したスタイル

パターン3:コームを使って流したスタイル

これはコームを使って流したスタイルだ。バームを全体に馴染ませてから、コームを入れると、自然な髪の流れが出来上がる。ポマードよりカッチリせず、かと言ってボサボサでも無い大人な男にこそ取り入れて欲しいスタイルになっている。

パターン4:セットの確認の為に使うスタイル

パターン4:セットの確認の為に使うスタイル

「いきなりポマードをつけて失敗した…!」とならないよう、バームでベースを作っているスタイルだ。もちろん、近所に出かけるだけならバームだけで出かけられる。

ヘアバームのセット力は弱いので、一日中髪型をキープしたい時やしっかりとセットしたい時は、バームでベースを作り、ポマードやジェルで整えていこう。

ヘアバームが人気な3つの理由

最近、男女問わずヘアバームの人気が高まりつつある。ここでは、ヘアバームが人気の理由を紹介していこう。

1.簡単に使える

ヘアバームは、ワックスとヘアオイルの中間くらいの使用感で、簡単に使えることが特徴だ。髪を自然に整えたい時はスタイリング剤としても活躍してくれる。

ヘアバームとワックスは、使える場面が全く異なる。もし「同じようなもんでしょ」と思っている方がいたら誤解を解きたいので、以下の記事も参考にしてくれ。

2.スタイリングとヘアケアを同時にできる

ヘアバームは元々ヘアケア用品として広まった。乾燥しがちな髪を油膜で保湿・保護できるアイテムだが、先ほど紹介した通り柔らかめのスタイリングにも使える。

ワックスや表面活性剤などが含まれており、どうしても髪を傷つけてしまうがヘアバームは心おきなく使い続けられるということだ。

3.スキンケアにも使える

今回の記事では、ヘアケアを中心にお話ししているが、実はバームは肌にも使える。髪に塗った後、そのまま顔や手の保湿に使えてしまう。

この秘密はバームの成分にある。バームの多くは天然由来の成分だ。僕たちが作った「トゥフェイスバーム」の成分を例に見てみよう。

  • ヒマワリ種子油:水分の蒸発を防ぎ、肌を乾燥から守る
  • ミツロウ:保湿性とツカ感がある
  • ドデカン:皮膚刺激が少ない
  • トコフェロール:血行を促進する

このように、髪だけでなく肌にも使える成分のみを含んでいる。

以上が最近ヘアバームが人気な理由だ。元々は女性が多く使っているものだったため、どうしても女性物が多く、香りや使い勝手がやや男の整髪料と相性が悪いこともある。

メンズのバーム選びは中々難しい。「メンズに特化したヘアバーム」があれば、選ぶのが楽になる。そう思って、僕たちアパッシュは自分で作ることにした。最後に紹介させてくれ。

メンズに特化したヘアバーム「トゥフェイスバーム」

メンズに特化したヘアバーム「トゥフェイスバーム」

僕たちアパッシュが作った「トゥフェイスバーム」はメンズに特化して作成した。髪の硬い人でも使えるようにし、長く使ってもらいたく、少量で十分足りるように成分を調整。一つあれば3ヶ月程は使える、コスパに関しては正直やり過ぎた。赤字覚悟だ。

仕事前にスイッチを入れる「ゴールドオン」と家に帰ってからリラックスできる「シルバーオフ」の2種類を展開し、多くの人に喜んでもらえている。

お客さんから実際にいただいた声も紹介しよう。

20代 男性 Nさん

朝の寝癖直しに使ってます。肌に良いとも聞いて、髭剃り後の保護にも使用。この前聞いたら、髭剃りそのものにも使ってOKと言われたので、今度試してみます

30代 男性 Wさん

元々髪が硬くてセットに悩んでました。バームを使って柔らかくした所にポマードを使うと、やりたい髪型が実現できるので助かってます。会議やプレゼンなど大事な日には必ず使いますね

以下のページにより詳しい情報を載せてある。トゥーフェイスバームが気になった人は、ぜひ参考にしてくれ。

まとめ

今回はメンズ向けにヘアバームの使い方を解説させてもらった。最後にポイントを振り返ろう。

ヘアバームの基本的な使い方
  • 中指の爪の大きさまでバームを取る
  • ドライヤー前に髪に塗る(柔らかい髪質の場合はドライヤー後)
ヘアバームの場面別の使い方
  • 整髪料でセットしたい時:ベースとしてバームを塗ることでセットしやすくなる
  • ちょっとだけ出かけたい時:短時間や柔らかいセットならバームのみでセットOK
  • 朝時間が無く寝癖がついて困った時:普段からのヘアケア+バームとドライヤーですぐ寝癖を直せる
ヘアバームが人気な3つの理由
  1. 簡単に使える
  2. スタイリングとヘアケアを同時にできる
  3. スキンケアにも使える

ヘアバームの使い方で悩むあなたにとって、参考になったなら嬉しい。もしバーム選びで困っているようであれば、理容師が選ぶバームランキングも用意したのであわせて参考にしてくれ。


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