ブロースとFLAT TOP


今日いつもの様にお店を出てコウキを家に送る車内。

コウキが今日学校でブロースの授業しました。いつもと違う事を久々にやったんで楽しかったっす。と教えてくれた。
ブロースは学校で習う基本的?なヘアスタイル。そこには理容の技術が総合的に入ってるからだと思う。
でも、現場に出てブロースにして下さい。と言ったお客は一度も見たことが無い。

若い人でも。

もちろん自分も学校ではやった。

その時初めて聞いたし初めて見た。

見た時の感想が率直に角刈やん。

実際あんまりやる気にならなかった。

それを自分より若い同期の人たちはどう思ってやってたんだろう?って今になって思った。

技術を教えるのが学校だし間違っては居ないと思う。
教え方なんじゃないか?

技術じゃなく伝え方の方。

ブロースで画像検索したらこんな感じ。


学校や理容のコンテストで時間をかけて一生懸命作り出す現実離れしたものや、当時はカッコいいとされてた人の写真や芸人。

菅原文太だって亡くなる前はこんなヘアスタイルじゃないし。

これ見て若い子達が、カッコいい!!これやりたい!って思うだろうか。

わざとにこの画像を選んだ訳じゃない。

でてくるのはこんなのばっか。
一方、FLAT TOPで画像検索したら


ブロースと似た様だけどブロースの日本人の写真は出てこない。

 

FLAT TOPは子供もヤングも女だって

人種関係なくカッコよくやっている。

それぞれだとは思うけどやるならFLAT TOPの方がやりたいって思うんじゃないか。
そして、FLAT TOPをネットの辞書で調べたら戦闘機が着陸する空母の事。と出てきた。

それをヘアスタイルの名前にするあたりシャレが効いている。

洒落。

お洒落だと思う。

で、ブロースを調べたら、

意味が出てこない。
これが日本と海外の違いなんかなって。

日本人が言うオシャレの意味が薄っぺらだなって疑いを持ってしまう。

自分のお世話になった専門学校の理容科が年々人数が減っている。

この前いった専門学校最大のイベントに行っても観客が減ってた。

今までの理容をそのまま教えても時代の流れで減っていくのは必然だろ。って。
学校のあり方、伝え方を変えると何か光が見えて来るのでは?

って帰りのわずか20分の車内で思った。

そんな事をここ最近いつも考えながら師事をしてる。

伝え方が良ければ若くても解ってくれるのかな?と思いながら昨日高校生のヘアスタイルを作った。

半信半疑な所はあるかもしれないがカッコいいと言ってくれた。

だからインスタにもUPした。

HIPHOPが大好きな高2の男子。


同じFLATでもカルチャーの違いで見せ方やり方伝え方が違う。

カッコいい物には奥があるからカッコいい。

奥が無ければなんか変。

カッコいいものに気づける何かを少し掴んだ気がした。
楽しい!


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